当サイトをご覧いただき、ありがとうございます。私たちは都内で「にじっこ」というLGBTかもしれない15歳以下の子どもたちとその家族に向けた交流会を開催しています。
大人のLGBTに関する情報は増えてきても、小学生やそれ以下の年齢の子どもたちの性別違和についての情報は少ないため、この情報サイトを製作することにしました。
子どもたちが、のびのびと毎日を過ごせるように。そして、ご家族の方の不安や疑問を少しでも解消できるように、このサイトをご活用いただけると幸いです。
LGBTかもしれない15歳以下の子どもたちとその家族に向けた交流会です。おもちゃいっぱい、楽しいスタッフいっぱいの中で、子どもたちはワイワイと遊び、保護者たちは別室でスタッフを交え、日頃の疑問や困ったこと、笑える話まで共有します。安心安全の場となることを第一としてこの会を運営しています。
① にじっこ は大人も子どもも自分らしく、楽しく参加できる場をめざします
② 今日聞いた話は家族にだけ話してOKです。他の人には話さないようにしよう
③ 食べる・飲むのは決まった部屋でしよう
④ 人それぞれの考え方を大切にしよう
多様な性をもつ「小さい」お子さんと保護者が集まれる場所はないか?という思いは、2012年にカナダ留学から帰国し、3か月後に行ったアメリカのボストンの短期研修で芽生えました。ボストン小児病院とタフツ大学附属病院小児科とを見学させていただいたとき、小児科医の一人から、MeetingとCampのしおりをもらい、話を聞いたことがきっかけです。
こと小さいお子さんは、将来どのようなアイデンティティを持つようになるのかがさまざまです。トランスするかもしれないし、ゲイになるかもしれない。異性愛者になることもある。「似たことに直面しながらも人によって環境も資質も違う」、そんな共感がありながらも違いが尊重できる場ができたらという思いが募りました。
とはいえ、どんな形でおこなっていいのかわからないまま、帰国後の新生活とLGBTブーム?に翻弄され、そのまま5年ばかりが過ぎてしまいました。
そんな中、書籍やSNSなどで発信するだけでなく、着実に実際の子どもサポートを実践している遠藤まめたさんと、“LGBTの家族と友人をつなぐ会”で長らくピアサポートに従事してこられた小林りょうこさんから「小さい子どもが集まれる場をつくりたい」というお話しをいただきました。「このメンバーならできる」となり、2018年3月から季節ごとに開催をしています。今では、さまざまなLGBT関連の団体のスタッフたち10名ほどが「にじっこ」スタッフとしてかかわっています。
(佐々木掌子)